浮世絵版画に用いられたのは比較的安価な植物性、鉱物性の染料・顔料であった。
黒は墨。初期の墨1色で摺ったものは「墨摺絵」と呼ばれる。 白(胡粉)は蛤の殻(炭酸カルシウム)を砕いて作る。
赤色系では
紅:紅花 - 紅絵
朱:水銀
紅殼(弁柄):酸化第二鉄
丹(鉛丹):酸化鉛
黄色系では
黄:ウコン、海棠の木、雌黄の木
石黄(雄黄、生黄):硫化黄(硫化砒素)
青色系では
藍:藍、露草
などがあり、紫などの中間色はこれらの掛け合わせで表現した。その他、豪華さを出すために金銀や雲母粉が用いられた。無地背景に雲母粉を用いたものは「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる。
非常に退色しやすく、印刷当時の色を残すものは稀である。ボストン美術館のスポルディングコレクション(約6500点)も、「展示の厳禁」を条件に寄贈したスポルディング兄弟の意思を汲み、原則的には非公開である(デジタル画像による閲覧は可能)。
幕末から明治にかけて、鮮やかな舶来顔料が使えるようになり、この時期の錦絵の特色ともなっている。
藍:ベロリン藍(ベロ藍:プルシャンブルー) - 藍摺(あいずり)、冨嶽三十六景など
紫:ムラコ
桃色:ローダミン
赤:アニリン赤(洋紅) - 開化絵など
|
Comments submitted from other visitors |
More posts, Page # :

Digg
|
Reddit
|
Mixx
|
del.icio.us
|
Stumble it! | 

